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謹啓 春陽の候 皆様にはますますご清祥のことと心からお喜び申し上げます。平素は格別のご配意を賜り厚く御礼申し上げます。
 この度、当法人は公益法人制度改革にともない 平成26年3月20日付にて、内閣府から公益財団法人移行認定を受け当年3月31日をもちまして財団法人湘南公良豊を解散、4月1日付にて「公益財団法人 湘南公良豊」を設立いたしました。
 法令上は、公益財団法人へ変わりますが、これまで「財団法人湘南公良豊」として行ってまいりました公益事業は全て継続し、今後は更に公益財団法人という称号に相応しい健全で安定した法人運営と国民から期待されるガバナンスを高めて、透明性の高い情報開示を行い、墓地利用者様及び墓地利用希望者様から信頼される墓地経営を努めていく所存でございます。
今後とも、一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

謹言

 
平成26年4月1日

公益財団法人 湘南公良豊
理事長 飯泉 牧太郎


 21世紀の到来を数年後に控えた今日、我が国の人口は出生率の低下等によって伸び率が著しく低迷しており、高齢者世帯や核家族世帯が占める割合は年々増加しています。
 神奈川県の人口の伸び率は、自然増、社会増とも全国平均をある程度上回った水準にあるものの、他の地域と同様に鈍化傾向にあります。しかし、かつて東京一極集中化の受け皿となる地域として顕著な人口増があり、現在その多くの定住者が漸く高齢期に達してきているため、神奈川県においては、墓地の需要量が供給量をはるかに上回っている状況にあります。
 また、日常的生活に対する没宗教性が浸透しているという都市型居住者の一般的傾向と関連して、日頃の喧騒から逃れる機会の一つとして、適度に市街地から離れ、良好な環境を備えた快適な地域に位置する墓地の需要が高まってきています。
 ところで、墓地の造成及び経営は、その公共性が高いことから、基本的には自冶体の手に委ねられてきています。しかしながら、利便性が高い立地での新規開発は、近年は鎮静化に向かっているとはいえ、相変わらず地価が高水準にあることから、事業化が成り難いという状態にあります。 
 そこで、このような墓地ニーズの態様と公益墓地の供給状況を踏まえ、公益事業として低廉な墓地を造成し、健全かつ確実にこれを運営するとともに、墓地に関する調査研究等を行い、もって神奈川県民の福祉の向上に寄与することを目的として財団法人湘南公良豊を設立しようとするものであります。




平成6年10月14日 

神奈川県茅ヶ崎市下寺尾542番地
財団法人湘南公良豊
設立発起人 一同